やっと終わらせることができました。
テキスト量が膨大なので長い長い。
原作もやった者としては比較してしまう部分がどうしても出てしまうのは仕方ないこと。
できるだけそういうのは考えないようにしたかったんですがやっぱ無理でした。
ということで気になった部分。
・グラフィック
まずはキャラ立ち絵
PS2版は原作と比べて「くせ」は無くなりましたが、キャラの表情が原作と比べて乏しく、
特に目力がなくなり淡白な印象。
一応原作との違和感は取り払えましたが最後まで気になった部分ですね。
次に背景
写真からCGへの転換は大変だったと思いますが、
一部背景の削除、改変、またイベントCGとの矛盾のチェック不足が見受けられました。
例えば圭一の家の玄関とレナが覗き込んだ時のドア開閉の違いや教室の入り口など。
よほど気を付けて無いと気がつかないレベルですがね。
追加要素とのいえるイベントCG
原作は皆無。恐怖を煽るシーンのグラフィックは相乗効果があったかと尋ねられれば微妙。
すべて新規に作成しなければならなかったのだろうが、全体的に枚数的にも少なく、効果的な使いこなしには
足りない、というよりもっと考慮して欲しかったところ。
詩音と沙都子の笑顔の一枚絵は良。
・音楽&音声等
原作の音楽は一切使用せず。OPと澪尽くしOPは良。BGMについては悪くないけど大人しすぎ。
さすがにBGM切ってPC版と同時プレイしたほど。原作を超えている印象は残念ながら持てませんでした。
声優さんには文句なし。ただ声が入ったことで序盤の圭一のウザさ印象アップ。これは仕方なし。
あとはサブキャラの男性陣の声がほとんど変わってないように聞こえたのは残念。
効果音。使いまわしが多く違和感ありまくりなのが多い。もうすこし配慮があってもよかったのでは。
ガラガラ開くふすまなんて聞いたことが無い。サンプリング面倒なんですか?
音声のミキシングチェック不足。キャラの台詞で一部ボリュームが大きくなる部分がある。
常時イヤホンで遊んでいたのだけど、これは声優さんの声の強弱ではなく、明らかにミキシングチェック不足。
アニメ版から切り取ったものとを継ぎはぎしたのではないかという違和感がある箇所が何点か。
単なる勘違いかも知れませんが。
・その他
TIPS獲得時スキップに改悪。TIPSはその時事に対する関連事項ものが多いため、そこで読ませる配慮がなければ
どんどん進めてしまい、話がさらにややこしくなりやすくなる。これは明らかに駄目。
また一部TIPSの配置がおかしいものもあり。
それからやはり選択肢を入れたのはまずかったかも。
単に面倒になっただけで、無理にゲームたらしめるために導入したという感じ。
・最終章
原作は祭囃子編、PS2版は澪尽くし編。ネタバレになるのでこれについては言及しません。
ただ原作をやっておくと補足的にはいいかもしれませんね。
最後に原作という触媒を錬金できたか、と尋ねられるとシステムやこまかい部分に雑さが見られ
あと一歩、といったところです。もっと厳しいことを言えば錬金術士の看板には偽りあり。
まだ似非。精進せいと言いたい。
ただ笑える所は声だして笑ったり、ホロリとくるところはウルウルしたり、燃えるところは
格好良いと思ったりと良い刺激があって、自分は買った金額に対する価値ほど楽しめました。
今作はとにかくテキスト量が膨大なためちょこちょこ読み進めるよりも一気に読み進めないと
話がこんがらがるので、時間がなくちょこちょこ進めるようだと淡白に感じられるかもしれません。
あえてお薦めはしませんが、時間と興味が少しでもあるのならまずはお試しとしてPC版を遊んで、
その世界観が面白いと思うのならPS2版を買うという手順がいいのではないでしょうか。